お知らせ
大麻取締法等の改正が施行されました。 2024.12.12
昨年末に改正法が成立した、麻薬取締法と大麻取締法の改正が、本日施行されました。
今回の法改正は、大麻を麻薬として扱うことを基本に、大麻を使用することが新たに取り締まり対象とすることなどが、主なポイントです。
この法改正の中で、大麻草から抽出される成分を含む医薬品で、安全性と治療の有効性が確認されたもの(国が承認したもの)に限って、医療の現場で使用ができるようになりました。
これは、当協会がドラベ症候群患者家族会などの患者支援団体や、日本小児神経学会、日本てんかん学会などの学術団体らと協同してドラッグ・ロスの解消、難治てんかん治療の選択肢拡大を趣旨に、政府に働きかけを行った成果でもあります。
(※政府与党内の、てんかん対策推進プロジェクトチームの理解・支援を受けました。)
欧米や一部のアジアでも治療実践が進む、抗てんかん発作薬「エピディオレックス®」(大麻成分のカンナビジオール=CBDを含む)を日本国内でも使用できるようにするために、私たちは厚生労働省と情報交換を重ねてきました。
このくすりは、現在国内臨床試験が進められていて、一日も早い国内製造・販売の承認がおりることを待ち望んでいます。
※なお、一部報道などで、CBD製品(オイルなど)全体がてんかん治療に効果があるように発信されています。
私たちは、関連学会からの学術的な指針や加盟する国際てんかん協会(IBE)からの情報などに基づき、現在適切とされる医療情報を皆さんに提供しています。
CBD製品の有効な情報は、私たちもまだ入手していませんので、現在は推奨できる情報がありません。予め、ご了承ください。